2024-11

ファクトチェック

能登半島地震での虚偽の救助要請による逮捕事例

昨日は熊本地震での「ライオン逃走」偽情報について書きました。2024年1月1日に発生した能登半島地震の際、SNSで虚偽の救助要請についです。この件では、被災者を装っていた埼玉県の男性(25歳)が偽計業務妨害罪で略式起訴される事態に発展しまし...
ファクトチェック

熊本地震での「ライオン逃走」偽情報 – 災害時におけるデマと情報リテラシーの重要性

1. 偽情報が逮捕に繋がった事例としての熊本地震のデマ 2016年の熊本地震では、多くの偽情報がSNS上で拡散し、人々に不安を与えました。その中でも特に「動物園のライオンが逃げ出した」というデマは広く拡散され、熊本市動植物園の事務室の電話は...
ファクトチェック

災害時に拡散する偽情報:スペインの洪水

スペインのバレンシア州で2024年10月29日から30日にかけて発生した大規模な洪水では、SNSを中心に様々な偽情報が急速に広まりました。これは住民の混乱を招き、救助活動に支障をきたす結果となりました。この記事では、どのような偽情報が広まり...
偽情報対策全般

ALPS処理水にまつわる偽情報と外国の影響 – 日本におけるナラティブの形成

1. 日本における偽情報の広がりと背景 日本では、アメリカほどの大規模な偽情報問題は報告されていないものの、特定のテーマに関しては海外からの影響も含めた偽情報が少なからず存在しています。その中でも、福島第一原子力発電所からのALPS処理水の...
偽情報対策全般

鳥取県が導入する偽情報対策 - 民主主義と先端技術のバランスをどう保つか?

「鳥取県、偽情報対策導入へ 分析システムで検知し正しい情報を発信」というニュースが出ました。鳥取県がインターネットやSNSで拡散される偽情報・誤情報を監視し、適切に対応するために、新しい分析システムを導入することが書かれています。この背景に...
偽情報対策全般

SNSで拡散される「選挙不正」動画 – ロシアの影響とインフルエンサーの役割偽情報拡散の闇

1.要約: 米大統領選挙に関する偽情報の拡散 2024年の米大統領選挙に向けて、アメリカのSNS上で拡散された偽の「選挙不正」動画が注目を集めています。CNNが取材した記事 (A pro-Trump influencer says a Ru...
偽情報対策全般

アメリカ大統領選挙と偽情報

今日はアメリカの大統領選挙です。ロイターの記事によると、米選挙巡る偽情報「前例ない量」、結果に直接影響なし=当局者、ということが書かれています。選挙後に詳しい分析などが行われると思いますが、この記事をもとに、偽情報について考察します。1. ...
偽情報対策全般

日本における死亡率増加とワクチン – データの誤解とナラティブの罠

はじめに 近年、COVID-19ワクチンに対する懸念を煽る報道が増えています。特に、Slay Newsのようなサイトでは「ワクチン接種が原因で死亡率が増加している」といった主張が目立ちますが、実際の統計データや日本の公的な健康報告と照らし合...
偽情報対策全般

ナラティブの具体例で見る「見方」の影響力

1.ナラティブが私たちの現実を形作る 私たちは日常生活の中で、ニュース、SNS、広告などさまざまな情報に触れています。その中には「ナラティブ」と呼ばれる、物事の「見方」や「価値観」が埋め込まれていることが多いです。ナラティブは、出来事や情報...
偽情報対策全般

「ナラティブ」とは何か?その役割と影響力について考える

1.ナラティブが私たちの見方を変える ニュース、SNS、広告など、私たちが日常的に触れる情報の中には、「ナラティブ」という特定の「見方」を埋め込んだメッセージが多く存在しています。このナラティブとは、単なる物語や説明を超え、出来事や情報に「...