DSA

プラットフォーム

TikTokのアルゴリズムは中国のイメージをどう構築するか——NASKによるポーランド版TikTok検証報告

NASK傘下Ośrodek Analizy Dezinformacjiが2026年に発表した報告書「Algorithm Manipulation: China's Image on TikTok as Seen by Polish Users」を分析。新疆・チベット・天安門事件・台湾・人権・再教育キャンプの6語を3カ月間・9,593件追跡し、TikTokの検索結果が親中的に偏る実態を検証する。
偽情報対策全般

EU DisinfoLab、偽情報対策実務者向け倫理研修キットを公開――PERiSCOPEプロジェクトD7.1「Professional Ethics Training Kit」の構造分析

EU DisinfoLabがPERiSCOPEプロジェクト(CERV助成)のD7.1として2026年7月14日公開した実務者向け倫理研修教材を紹介。全6章、章ごと30〜45分。誤った二分法、AI利用の倫理、DSAのプラットフォーム責任、OSINT調査の実務指針を具体例とともに分析する。
プラットフォーム

規制がYouTubeを変えたのか──CCDH「Up Next: Anorexia Algorithm」が測定した摂食障害推薦の増減

CCDHが2026年7月公開した『Up Next: Anorexia Algorithm』(19頁)を紹介。13歳少女アカウント300件の推薦分析で有害な摂食障害コンテンツが2024年の31.1%から11.3%へ減少した一方、危機介入パネルは有害動画34件に一つも表示されなかった実態を報告。
ヘイトスピーチ

閉じた対話がラディカリゼーションを生む――ISDによるAIチャットボット・コンパニオン過激化リスク調査

ISD(Institute for Strategic Dialogue)とAI Security Institute支援による調査。対話型AI10種を対象に反ユダヤ主義・ミソジニー・反移民差別の3領域×3過激化フェーズで1,800件の応答をリスク採点し、モデル設計がリスクを左右する構造を示した。
情報操作

サラエボ会合が示す西バルカンのオンライン過激化と偽情報の連関——EUKH結論文書

EU Knowledge Hubが2025年9月のサラエボ会合を基に2026年7月公表した結論文書。西バルカンのオンライン過激化と偽情報の融合を、ゲーミング空間、AI悪用、暗号資産テロ資金供与、世代別脆弱性の論点から分析し、日本警察庁の参加にも言及する。
言論の自由

コソボにおけるメディア自由の後退――欧州8団体合同調査団報告書

欧州評議会「ジャーナリズムの保護とジャーナリストの安全のためのプラットフォーム」加盟8団体が2026年3月にプリシュティナで実施した現地調査に基づく報告書「Kosovo: Reversing the Decline in Media Freedom」(2026年7月公表)を分析する。RSF指数28位下落、AJK記録の攻撃件数推移、RTK予算未執行、IMC法違憲判決、名誉毀損再犯罪化構想など具体的データを検証する。
プラットフォーム

DSAシステミックリスク第2次報告書を読む ー 欧州デジタルサービス委員会が可視化した「選挙」「偽情報」「ヘイトスピーチ」の構造

欧州デジタルサービス委員会と欧州委員会が2026年7月1日に公表したDSA第35条第2項第2次報告書を解説。23のVLOPと2のVLOSEの2025年リスク評価、選挙・偽情報・ヘイトスピーチをめぐるシステミックリスクと緩和策の実態を分析する。
論文紹介

Community Notesは設計上、分断的コンテンツを十分にモデレートできない――選挙リスクを実証した大規模分析

CNRSとSciences Po médialabのポール・ブシャールとペドロ・ラマシオッティによる論文。2025年3月時点のCommunity Notes188万件・評価1億3517万件を13カ国のイデオロギー推定データと照合し、2024年米大統領選・英総選挙・仏議会選挙、2025年独連邦選挙で選挙関連ノートの承認率が系統的に低いことを実証した研究を紹介する。
情報操作

キプロス2026年議会選挙、有料政治広告ラピッドレスポンスシステムの事後分析——Meta・TikTokは「告知」と「現実」が乖離

MedDMOがキプロス2026年議会選挙を対象に、Meta・Google・TikTok・Xの有料政治広告執行を検証した拡張版報告書。Meta広告2,457件中52%、TikTok887件中71%が事後削除され、規制適用と執行の乖離をデータで示す。
プラットフォーム

Reset Techが報告書「Clickbait Cures」を公開——MetaとGoogleが放置する偽装健康広告インフラの実態

Reset Techが2026年4月公開の報告書「Clickbait Cures」を分析。EU向け偽装健康食品広告35万件超を調査し、Metaの広告主放置とDoppelgangerとの資産共有、Google広告主の80%が非EU拠点という実態、DSA第34・35・39条違反の論点を検証する。