コロナ

論文紹介

「怒っているが正しい」――COVID-19誤情報への反論投稿はなぜ感情的なのか

南カリフォルニア大学(USC)の研究者による論文「Angry but Accurate」は、COVID-19誤情報に反論する投稿26万件超を分析し、訂正投稿の方が誤情報より怒り・嫌悪・悲しみで感情的に強いことをNLI分類とSHAP分析で示した。
気候

予告された偽情報はやはり起きた——CAADが追う2026年夏の熱波・山火事偽情報

気候変動対策連合CAADが2026年7月24日公表した報告書「A Summer of Extreme Lies」の紹介。Brandwatchで5月19日〜7月19日の会話量を分析し、米加国境の山火事煙をめぐる核攻撃発言や欧州熱波否定論の加速を参加型偽情報の枠組みで検証した内容を扱う。
ジェンダー

英国の「反権利」エコシステム、6年間で支出1億4,400万ポンドへ——Amnesty International UKが117団体の資金構造を追跡

Amnesty International UKが2026年7月公表。英国内117団体の反権利運動を追跡し、2019-2024年の支出が1億4,400万ポンド・47%増と判明。ADF UKや危機妊娠センターへの公的資金流入、ジェンダー・イデオロギー概念の系譜も分析する資金マッピング報告書。
ヘイトスピーチ

ミソジニー・標的型ヘイト・暴力的過激主義の交差点——ISD実践ツールキットの構造と論理

ISD(英国)とクライストチャーチ・コール財団が公開。TFGBV・標的型ヘイト・暴力的過激主義を連続体として把握するハーム分類法を提示。20の既存分類法を統合し、オンライン嫌がらせ・性的恐喝・成りすましの5スーパータイプを軸にカナダ・ヨルダン・ケニアの法的枠組みを比較分析する実践ツールキット。
ディープフェイク

AIが駆動する偽情報との戦い——ヘンリー・ジャクソン協会が示すガバナンスの設計図

ヘンリー・ジャクソン協会が2026年5月発行。AI生成ディープフェイクの急増(50万→800万本)、アルゴリズム的増幅、ルーマニア選挙干渉事例などを分析し、英国向け5政策を提言。HJSは保守系シンクタンクであることに留意。
情報操作

ハーグ戦略研究センター報告書:中国のハイブリッド脅威と中小国の4つの対応戦略

ハーグ戦略研究センター報告書「中国のハイブリッド脅威への対応」を分析。CLARISデータベースによる2010-2025年の欧州・アジア太平洋50カ国への確認済み事件をマッピング。サイバー攻撃、経済威圧、準軍事作戦の実態と、中小国の4つの対応戦略(Bandwagoning、Hedging、Balancing、Countering)を具体的事例で解説。
ジェンダー

ジェンダー化された偽情報はどのように作られ、拡散され、対処されているのか――米州女性委員会(CIM)実務ガイドの全構造

米州機構の米州女性委員会(CIM)が公表した「ジェンダー化された偽情報」対応ガイドを、具体事例と10項目の実践指針に沿って詳細に解説。偽情報の構造、攻撃類型、政策・運動への影響を体系的に整理する。
偽情報の拡散

ドイツの偽情報環境を追う──GDIレポート(2025年6月)

GDIの2025年6月レポート「State of Disinformation: Germany」を紹介。AfDやBSW、Reichsbürgerの動向、中国・ロシア・トルコの影響工作、記者への暴力や36億PVにのぼる偽情報サイト利用など具体事例を整理。
偽情報の拡散

カナダにおける気候変動否認・遅延ナラティブの全貌 ― GDI報告書(2025年8月)

カナダで拡散する気候変動否認・遅延ナラティブをGDI報告が詳細分析。否認言説の具体例、陰謀論、活動家攻撃、反移民との結合まで全貌を紹介。
情報操作

CeMASが提示するFIMI対策の統合モデル

CeMASが2025年に公表した報告書は、外国による情報操作(FIMI)に対抗する統合モデルを提示する。四層の対策構造や「予防・対応・卓越」の三領域、数時間単位で描かれるシナリオ、国家主導と乱用防止の両立など、制度設計の具体性が特徴的で、偽情報対策を次の段階に進める試みとして注目される。